超絶技巧のヴァイオリン対決 少年たちが防空壕で 「天才ヴァイオリニストと消えた旋律」本編映像

12月3日より劇場公開される、ティム・ロス、クライヴ・オーウェン共演の映画「天才ヴァイオリニストと消えた旋律」から、即興ヴァイオリン対決の様子を描いた本編映像が公開された。

公開されたのは、戦火を逃れた防空壕で、少年時代のドヴィドルとライバルであるユゼフ・ヴェスクラーが、即興ヴァイオリン対決を繰り広げるシーン。二人が演奏するのは、パガニーニ作曲の「24の奇想曲」。最高難度のヴァイオリン楽曲を互いに弾き合う。聞こえるのは美しく猛々しいヴァイオリンの旋律のみで、一言のセリフもない。演奏を終えた二人はドヤ顔を見せ、見守っていた人々は二人に拍手を送る。

天才少年ヴァイオリニストのドヴィドルを演じているのは、イギリスのサウス・ウェールズ出身のルーク・ドイル。8歳からヴァイオリンを弾き始めたルークは、ウェールズ国立青年オーケストラに最年少メンバーとして所属している。名門ウェルズ・カテドラル・スクール内の学校劇で主役を演じたことをきっかけに、天才少年ヴァイオリニスト役を探していた本作の製作チームの目に留まり、スクリーンデビューを果たした。ちなみに音楽以外では、歴史(特に第二次世界大戦)と神学に強い関心を抱いているという。

「天才ヴァイオリニストと消えた旋律」は、35年前に姿を消した天才ヴァイオリニストとその真実を描いた作品。第二次世界大戦下のロンドン。9歳で出会い、ともに育った同い年のマーティンとドヴィドル。やがて将来有望なヴァイオリニストとして成長したドヴィドルだったが、21歳で迎えたデビューコンサートの日に姿を消してしまう。35年後、マーティンはドヴィドルを探す旅に出る。35年後のマーティンをティム・ロスが、ドヴィドルをクライヴ・オーウェンが演じる。監督は、「レッド・バイオリン」「シルク」などのフランソワ・ジラールが務めている。

【作品情報】
天才ヴァイオリニストと消えた旋律
2021年12月3日(金)、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町他全国公開
配給:キノフィルムズ
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