SKE48須田亜香里が〝性被害〟告白にファン衝撃 神対応の裏にあった真摯な思い

衝撃の過去を告白した須田(東スポWeb)

SKE48の須田亜香里(30)が過去の性被害を告白し、ファンに衝撃が走っている。

26日放送のフジテレビ系「バイキングMORE」に生出演。番組では、20代女性の体を触ろうとして、強制わいせつ未遂罪に問われた人気バンド「ヒステリック・ブルー」(解散)の元ギタリストの二階堂直樹被告(42)に懲役1年2か月の判決が下されたことを伝えた。

二階堂被告は06年にも強姦などの罪で懲役12年の判決を受けており、今回は再犯。しかし、未遂だったことなどで量刑が軽くなった。

須田は「未遂だから罪が軽くなったっていうのが私、腑に落ちなくて…。なんか自分の経験談なんですけど…、かわいそうと思わないで聞いてくださいね」と前置きして、〝性被害〟を明かした。

「高校生の時に道を歩いていたら、おじさんに道を聞かれて。『連れて行って』と言われたから連れて行ったら、人気のない所で『ありがとう』って握手の手を出されて、そのまま襲われて、そのときにキスされて…」

引き剥がすだけで精一杯だったといい、「一生懸命に逃げて、怖くて親にも言えなかった。5年くらいたってやっと人に話せるようになったぐらい」と続けた。

そのときについて「『私、どうなっちゃうんだろう? 死んじゃうのかな?』って思うくらい本当に怖いです。(被害者は)怖かった思いを背負ってずっと生きていく。『してないから』『反省したから』とかそういう問題じゃないっていうことを真剣に考えてもらいたい」と訴えた

須田といえば、握手会で誰よりも笑顔でファンに接する〝神対応〟ぶりが話題となり、「握手会の女王」と呼ばれたこともある。

「昨年、ABEMAの番組でも明かしたことがあるが、現役アイドルとして公の場で〝性被害〟を発信することはすごく勇気がいること。それだけ須田は覚悟を持って訴えたかったのだろう。ファンもそんな傷を抱えながら、どんなときでも笑顔で元気を与えてきた姿に驚いている」(芸能関係者)

隠し事をしたくないという信念を持つ須田。最近はコメンテーターとしてさまざまな番組に出演しているが、アイドルとして真摯に答えようとしているようだ。

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