MF久保建英が実戦復帰へ ガルシア監督が明言もささやかれる負傷再発の懸念

久保建英(東スポWeb)

スペイン1部マジョルカのルイス・ガルシア監督は右ヒザを負傷していたMF久保建英(20)の次戦メンバー入りを明言したと、地元メディア「Diario de Mallorca」が伝えている。

久保は9月22日のレアル・マドリード戦で負傷し、戦線離脱。全治まで約1か月半とみられていた。10月中旬から別メニューでのトレーニングを再開。徐々に強度を上げていくと、チーム全体練習にも合流し、27日(日本時間28日)の古巣ヘタフェ戦で実戦に復帰する可能性が浮上していた。

同メディアによると、試合に向けて記者会見したルイス・ガルシア監督が「彼はほとんどトレーニングはしていないが、メンバーに招集する。もし必要がなければ起用しないというのが私の考えだ」とし「まだ先発する準備はできていない。わずかな時間しか出場できない。出たとしても15~20分間になる」と話したという。

マジョルカは久保が負傷後の8試合で1勝4分け3敗と低迷。序盤戦で攻撃陣をけん引した久保を短い時間でも起用したい方針のようだ。

ただ、Jクラブ関係者はかねて「負傷明けの選手の起用は慎重にしないといけない。いきなり負荷をかけると再発する可能性もある。実際に復帰戦で負傷する選手は多いからね」と指摘していた。指揮官が明かしていたように十分な練習ができていない中の〝見切り発車〟に懸念は拭いきれない。

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