【J1】浦和を退団の槙野が引退示唆「サッカーを続けるか 引退するか決めてません」

槙野智章(東スポWeb)

今季限りでJ1浦和を退団する元日本代表DF槙野智章(34)が涙ながらに引退を示唆した。

浦和は27日に行われた今季ホーム最終戦(埼スタ)で清水に0―1で敗戦。試合後のセレモニーに登場した槙野は「ここで過ごした10年間、僕にとって素晴らしい濃い時間がありました。浦和に関わるすべての方のおかげで今、こうしてみなさんの前で話せると思います。本当にありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。

かねて〝浦和愛〟を口にしてきたが、来季からは浦和のユニホームを着てピッチに立つことはできない。「11月5日にクラブの方から契約をしないと言われた時から、今まで正解を導き出すことができていません。サッカーを続けるか、引退するか、それもまだ決めてません。もう少し、しっかりと考えて、どこのチームでプレーするか、どこのチームが僕を必要とするか、しっかり考えて決めたいと思います」と複雑な胸中を明かした。

ただ、ずっと下を向いているわけにはいかない。最後には「必ずこのスタジアムのみなさんの前に、どんな形になるかは分かりませんが、戻ってきたいと思います」と将来的な凱旋を誓った。

長きにわたり浦和を支えた功労者が埼スタに別れを告げた。

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