【スターダム】中野たむがワンダー王座V6!「もっともっと狂ったヤツらとこのベルトをかけて戦いたい」

中野たむ(東スポWeb)

女子プロレス「スターダム」27日の国立代々木競技場第二体育館大会で、ワンダー王者の中野たむが白川未奈を下しV6に成功した。

試合は中野が貫録を見せつける展開になった。自ら率いるコズミック・エンジェルスのメンバー・白川との同門対決だったが、序盤から攻撃を受けつつ致命傷は許さず。エプロンに足をかけた状態で場外にDDTで叩きつけられるなどしたが耐えると、コーナー最上段でドラゴンスリーパーで捕獲して宙づりにするなど容赦なく攻め上げた。

その後もえげつない打撃を顔面に叩き込むなどした挙句、最後は高々と抱えてからファルコンアローで脳天から突き刺すとトワイライトドリーム(変型スープレックス)で3カウント。

力の差を見せつけるかのような勝利に「ちゃんみな(=白川)。中野たむ、強かったっしょ? だからさ、あんたももっと強くなって、たむの近くに来てよ。たむはずっと待ってるんだからね」と声をかけ握手を求めると、これを張り手され抱きつかれた。

さらに中野は「次の聖なる白いベルトの挑戦者、決まりましたよね」。これに応じ出てきたのは今年のシンデレラトーナメント覇者・上谷沙弥だ。

この日第4試合で行われた次期挑戦者決定3WAYバトルに勝利し、挑戦権を得ていた上谷から「私が次の挑戦者であり次のチャンピオン。今度こそ、不死鳥が大きく羽ばたく番。12月29日、両国国技館で高々と大きく羽ばたき、私があなたからフォールを奪って見せます」と宣戦布告を受けた。

これに中野も「あんたと、最強で最高の試合をして2022年につなげたい」とニヤリ。さらにその後「もっともっと狂ったやつらとこのベルトをかけて戦いたい。シンデレラの魔法は12時で解けるけど、白いベルトの呪いは中野たむから解けません」と微笑んだ。

狂気みなぎる戦いを続ける白の王者は、ベルトを保持したまま年を越すことができるか。

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