新日本プロレス27日藤沢大会「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」公式戦で、SHO(32)がDOUKI(29)を下し、5勝目を挙げた。
DOUKIの多彩な技に苦戦を強いられたSHOは、スープレックス・デ・ラ・ルナ(変型飛龍原爆固め)の体勢から脱出。DOUKIを突き飛ばしてレフェリーと衝突させ串刺しラリアートを決める。
無法状態となったリング上ですかさずレンチを持ち出したが、これは鉄パイプで応戦され窮地に陥った。それでも再度のスープレックス・デ・ラ・ルナも目の前のレフェリーを掴んで決めさせない。またもDOUKIとレフェリーを交錯させると背後からの急所攻撃からついにレンチ攻撃がさく裂。完全KO状態の相手をスネークバイト(変型三角絞め)で絞め上げてレフェリーストップ勝ちを収めた。
「見ての通り圧勝だ。悪を倒したぞ。あんなヤツ倒すのにな、3秒もいらねえんだ。この間での試合も、俺が勝ったのによ、負けたことになってるじゃねえか。ふざけんな。俺、被害者だぞ。俺の目はごまかせねえぞ。俺の勝ちだ」と前戦(24日、後楽園)で金丸義信に喫した敗北にケチをつけたSHOだが、1敗で並走していた金丸がこの日は田口隆祐に敗れたため単独首位に浮上した。
「まあどうせ優勝するのは俺だ。他のカカシどもには少なすぎるハンディだ。残りも全部、圧勝どころか、全員束でかかってきても俺には勝てねえ」と、揺るがぬ自信をのぞかせていた。