母子手帳デジタル化の森さんGP 岡山イノベーションコンテスト

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革新的なビジネスプランを発表した「岡山イノベーションコンテスト2021」の出場者

 革新的なビジネスプランや実践例を競う「岡山イノベーションコンテスト2021」(中国銀行、山陽新聞社、サンマルク財団主催)の最終審査が27日、岡山シンフォニーホール(岡山市北区表町)で開かれた。グランプリには、母子健康手帳のデータをデジタル化し、行政などが子育て支援に役立てる仕組みを提案した「そなえ」(岡山市)の森三貴子さんが輝いた。

 森さんは、手帳の各ページを撮影するだけでデータがデジタル化される自社アプリを紹介。本人の了解を得て行政がデータを活用するほか、手帳を紛失してもバックアップできる。民間による各種サービス展開も可能。「妊娠への期待が持てる社会をこのアプリで実現したい」と話した。

 グランプリは、高校生、大学・専門学校生、社会人対象の一般(創業前)、ビジネス(創業後)の4部門の各大賞から選出。他の大賞は、笠岡商業高3年の横山悠大さん、田中菜々美さん、高見弥央さん、畝川凌一さん=カブトガニの血液を供給するための養殖プラン▽岡山大4年吉田裕哉さん=全国の就活生の面接を閲覧・分析できるサービス▽P!MODEL LABO(岡山市)の内田圭さん=地元企業のものづくり技術を生かした趣味向け工具などの開発・販売―が選ばれた。

 最終審査では、2次審査を通過した16人・組が持ち時間3分でプレゼンテーション。長谷川博和・早稲田大ビジネススクール教授らが独自性、地域貢献度などを審査した。

 賞金はグランプリが100万円、大賞50万円(高校生は20万円)。加藤貞則・中国銀行頭取、松田正己・山陽新聞社社長らが目録を手渡した。大学生以上には国内で行うスタートアップ研修旅行も贈られる。

 コンテストは、岡山県内の起業家を発掘・育成する「岡山イノベーションプロジェクト」の一環で2017年から開催されており、5回目。今年は103件の応募があった。

 他の受賞者は次の皆さん。

 サンマルク賞 高梁高3年大森麻琴さん▽MASC賞 岡山大大学院1年長島慶樹さん▽審査員特別賞 大安寺中等教育学校6年尾崎光さん、古城池高2年勝まりなさん、丸口天音さん