東京五輪競泳日本代表の池江璃花子(ルネサンス)、本多灯(アリーナつきみ野SC)らを擁する日大水泳部が27日、事前に募集した約50組の親子や報道陣に練習を公開した。今回の公開練習は学生が提案したもので、部で初の試み。女子主将の池江は「お互いに意見を言い合って理想のチームにしていきたい」と抱負を語った。
晴天に恵まれた屋外プールで、池江は練習メニューの説明や円陣での掛け声など主将としての役割を全う。終了後には五輪代表選手によるサイン会も行われ、今後は子どもたちへの水泳教室なども検討している。
新型コロナウイルスの影響で、競泳の各種大会は無観客開催が続いている。池江は「たくさんの方々と触れ合えて、直接声を掛けていただいてうれしかった」と力を得た様子だった。
東京五輪銀メダルの本多も「久々に同期や先輩、後輩に会えてうれしかった」と終始笑顔。ムードメーカーらしく会場を沸かせ、「水泳をメジャースポーツにするための一歩になればいい」と子どもたちの声援に応えていた。