日本各地からアマチュア落語家が集い、神奈川県伊勢原市ゆかりの落語家が審査員を務める「伊勢原素人落語大会」が28日、同市田中の市文化会館で初開催される。主催するのは、落語を通じたまちおこしにつなげたいと市民有志らで結成した実行委員会で、「市民に笑いを与えたい」と来場を呼び掛ける。
伊勢原は古典落語の演目としても語り継がれている「大山詣(まい)り」の地。今年が初開催だが、旗川英明実行委員長(66)は「いずれ大山の宿坊で、膝を突き合わせながら落語を聞けたら面白い。伊勢原全体が落語を生かして笑いのまちになれば」と、大会の定着を図り、将来の構想も温めている。
入場無料。予選は午前10~午後2時、決勝は同3時から。問い合わせは、実行委事務局電話0463(26)5853。