サッカーJ3カターレ富山は、28日午後1時から岩手県のいわぎんスタジアムで3位の岩手と戦う。J2昇格争いは大詰めを迎えており、富山は勝たなければ昇格の可能性が消滅する。上位同士の直接対決を前に、選手は「自分たちの良さを出し、必ず勝利したい」と意気込んでいる。
富山はここまで13勝6分け7敗の勝ち点45で4位。上位2チームがJ2に昇格することができ、勝ち点は首位熊本が51、2位宮崎は50、3位岩手は49となっている。今季は残り2戦で、今節で岩手に勝ってその差を縮めなければ、追い付くことはできなくなる。
今節は熊本と宮崎が直接対決する。その結果にかかわらず、富山は岩手に勝てば最終戦まで昇格の可能性が残る。
富山の前節までの5試合は、3連敗の後、昇格を争う熊本に2点差を追い付いて引き分け、前節の宮崎戦では逆転勝ちを収め、勢いを取り戻しつつある。
岩手はフィジカルが強いブラジル人FWブレンネルを起点としたカウンターとセットプレーで得点を重ね、ここ8戦負けなしと好調を維持。富山は相手の攻撃陣を押さえつつ、先制点を奪って試合を優位に進めたい。
チームは27日、富山市草島の北陸電力総合運動公園で最終調整を行った。石崎信弘監督は「気持ちの強さが勝負を分ける。絶対に勝ちたい」と力を込めた。
