ファーウェイの新製品、本国では「45秒で完売」のあの超人気品も日本に上陸

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華為技術(ファーウェイ)はこのところ、中国内外でスマート・ライフを全面実現させるための新製品発表会を盛んに行っている。「1 + 8 + n」と名付けた戦略を着実かつ急速に進めているとの見方が出ている。

■病院と提携してスマート・ウオッチで心臓を監視、モニター数は500万人超

「1 + 8 + n」の「1」とは、スマートフォンを指す。「8」とは車搭載機器、スピーカー、イヤホン、ウオッチ/ブレスレット、タブレット、大型モニター(高精細度モニター)、パソコン、AR/VRで、「n」は自社製アプリ「HiLink」を利用したIoT(モノのインターネット)を指す。つまり、さまざまな情報を縦横無尽に結びつけることで、生活の利便性や効率、快適さが飛躍的に向上させるとの考えだ。

ファーウェイが最近になり発表した新製品の中では、スマート・ウオッチのHUAWEI WATCHシリーズに属するものが比較的多い。

Huawei WATCH GT3は、心拍数、睡眠、ストレスの監視、血中酸素モニタリングなどの機能を備えている。ファーウェイはスマート・ウオッチについて、利用者が個人として自分の健康状態をチェックするだけでなく、多くの専門家と高度な設備を備える北京市内の大手総合病院などと提携した、より高度な医療研究に生かす取り組みも進めている。

病院側は心臓の健康の研究について、ファーウェイのスマート・ウオッチを利用して心房細動の期外収縮リスクスクリーニングしており、9月30日時点で登録ユーザー数は358万人を超えた。また睡眠時無呼吸の研究については同時点で201万人以上のユーザーが、リスクスクリーニングに参加しているという。

HUAWEI WATCH GT Runnerは、ランニングをたしなむ人向けのモデルだ。従来以上に正確なリアルタイム心拍数モニタリングができ、ランニングを行った際の心拍数変化とペースの結果からVDOTと呼ばれる走力の指標を導き出し、自分に合った効率のよいトレーニングをしたり練習過剰によるけがや疲労の危険性を抑えることができる。

また、デュアルバンド5種衛星システム対応が搭載されているので、ランニングを行った経路や距離を、より正確に測定することができる。本体重量本体38.5グラムと、軽量化にも心を砕いた。

なお、Huawei WATCHシリーズの新製品では、充電回数の減少にも力が入れられている。大部分の製品は1回充電すれば2週間、無充電で使用が可能だ。

■ノートPCはWindows 11を初めて搭載、移動オフィス実現の主力製品

ノートPCの「Huawei MateBook E」は、ファーウェイにとって初めてWindows 11を搭載したモデルだ。なお、ファーウェイは米国政府によるエンティティリストに載っているため、米国企業は取引を基本的に禁止されている。しかしマイクロソフトは米国政府にソフトウエア販売を申請し許可された。そのため、ファーウェイはOSとしてウィンドウズを使用することができる。

「Huawei MateBook E」はノートPCとタブレットの両方の機能を持ち、中国では「二合一」と形容されている。またスマートフォン、イヤホン、プリンター、ディスプレーなど多くのファーウェイ機器と簡単に接続でき、便利に連携することができる。ファーウェイの新たなノートPCは、ビジネスパーソンにとっての「移動オフィス」を実現するための主力製品という。

■デザイン性追求した女性向けイヤフォンは「45秒で完売」の事例も

ファーウェイのこのところの新製品には、デザイン性を重視している特徴もある。デザイン性を特に意識した新製品が、女性向けに開発したイヤフォンのHUAWEI FreeBuds Lipstickだ。高度な機能や長期間使用しても疲れにくいといった性能面だけでなく、高級感がただよう口紅型デザインのケースなど、ファッション性にこだわった。

購入予約の受け付けを開始したのは11月17日だった。自社が運営するVmall及び天猫(Tmall)、京東(ジンドン)という三つのECプラットフォームで毎日午前10時8分からと時間限定で受け付けを行ったが、初日にはVmallでは45秒間、京東では5分間で、その日の分が「完売状態」になってしまったという。

中国の大手ポータル/情報サイトの捜狐は23日付で、HUAWEI FreeBuds Lipstickの予約について、「空前の人気爆発」と評する文章を掲載した。文章は同製品のデザイン性について「イヤホンの伝統を覆した」、「巧妙さと創意のレベルの高さに驚嘆」などと論評した。

なおファーウェイは本記事で紹介したモデルを含む新製品の発表会を中国国内では17日に行った。日本では東京都内で23日に行った。(取材/構成 如月隼人)