長崎ヴェルカ 13連勝で全勝キープ 静岡に85―80

 バスケットボール男子のBリーグ3部(B3)第8節第2日は27日、静岡市中央体育館などで6試合が行われ、長崎ヴェルカは4位静岡に85-80で逆転勝ちして、開幕13連勝を飾った。全勝は首位のヴェルカだけで、静岡は3敗目。岩手とA千葉の1敗対決は、A千葉が89-84で競り勝った。
 ヴェルカは序盤、ガード狩俣の2本の3点シュート、フォワードのボンズのゴール下などで、7分までに16-10とリードしたが、その後は静岡のインサイドを中心にした攻撃に苦戦。3点シュートの成功率も低く、前半を37-42で折り返した。
 第3クオーターも静岡の積極的なディフェンスと長身の外国人センターにゴール下を支配され、7点ビハインドで最終クオーターへ。厳しい展開になったが、ヴェルカはここから地力を発揮した。
 ガード高比良がドライブイン、3点シュートを立て続けに決めて徐々に点差を詰めると、3分すぎからは得点源のボンズが躍動。8点を連取して73-70と試合をひっくり返した。残り3分はチームファウルとなった静岡から、フォワードのギブス、ガード山本らが確実にフリースローを決めて逃げ切った。最終クオーターはギブス、ガード松本らの体を張ったディフェンスで、静岡の攻撃を15点に抑えた。
 最終日は28日、各地で4試合を実施。ヴェルカは静岡との2戦目に臨む。

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