新型スバル WRX S4のボディカラー全8色を写真で解説 オススメはスバル車初採用のソーラーオレンジ・パールだ!

2021年11月25日(木)に発表された新型スバルWRX S4。7年ぶりにフルモデルチェンジされ、デザイン面や新エンジンの採用など話題が尽きないが、新型WRX S4には全8色のボディカラーが用意される。北米仕様で初めて披露されたソーラーオレンジパールをはじめ、4色が新たに設定された。全8色のボディカラーを写真で紹介しよう。

スバル WRX S4 GT-H(2021年11月25日発表)

スポーツカーに見られるビタミンカラーのオレンジをスバルで初採用

新型WRX S4はスバル車の象徴とも言えるヘキサゴングリルやコの字型のヘッドライトなどを装備。先代モデルのデザインを踏襲しながらも2017年の東京モーターショーで披露された「VIZIVパフォーマンスコンセプト」のデザインを取り入れた新しいフロントマスクを手に入れた。

そんな新型WRX S4のボディカラーには全8色が用意される。

まずはビタミンカラーの「ソーラーオレンジ・パール」だ。スバルで初めて採用されたカラーリングで、基本設計が共通で同時に改良モデルが発表されたレヴォーグにも採用されていない新色だ。

オレンジ系のカラーリングはホンダ NSXなどスポーツカーを中心に取り入れられている。

新型WRX S4には今回新たに最上級グレード「STIスポーツR」が設定され、4ドアスポーツセダンとしての側面を強めたことから、スポーティな印象の強いオレンジを採用した。

さらに「セラミックホワイト」も新たに追加されている。

白系のカラーはクルマ全体としても人気が高く、レヴォーグに採用されている「クリスタルホワイト・パール」よりもより際立った明るい白色だ。

同じ白でも見え方が異なる新旧の2台

有彩色ではブルーが人気! 新型WRX S4には2つの青を用意

ほかにもスバル BRZに採用されている「サファイアブルー・パール」と「イグニッションレッド」を新たに設定。スバルの人気色であるWRブルー・パールは先代モデルより継続して用意されているが、それよりもさらに青味を強め紺色に近い落ち着いた色合いだ。

イグニッションレッドはパッと目を引く鮮やかな赤色となっている。

インパクトのあるイグニッションレッド, 先代モデルから人気の高いWRブルー・パールは引き続き採用している
インパクトのあるイグニッションレッド, 先代モデルから人気の高いWRブルー・パールは引き続き採用している

スポーツカーには原色系のカラーが用いられやすい

2020年に世界的な自動車塗料メーカーのBASFやアクサルタコーティングシステムズが発表したデータによれば、クルマのボディカラーで人気なのはホワイトやグレー、ブラックといった色味のない「無彩色」だが、色味のある「有彩色」での人気はブルーが高いという。

無彩色では定番のクリスタルブラック・シリカ, WRブルーよりも濃いサファイアブルーパール
無彩色では定番のクリスタルブラック・シリカ, WRブルーよりも濃いサファイアブルーパール

ブルーが人気である理由として「EVなどのクリーンなイメージ」があるからだというが、もともとスポーツカーでは原色系の色合いが人気であることもあり、ブルーのラインアップを増やすとともに新色の原色感の強いレッドが追加されたのだと推測できる。

クリーンなクルマのイメージが強い青系のボディカラー

シルバーよりグレー人気が高まっている!

また、無彩色のトレンドも変化してきており、かつてはシルバーが人気色の一つだったが、最近ではシックで落ち着いた雰囲気のあるグレーがシルバーに代わって人気色に入ってきているようだ。

マグネタイトグレー・メタリックもそうした理由から追加されたのだろう。

最近はシルバーよりグレーの人気が徐々に高まってきている, 先代モデルから設定のあるアイスシルバー・メタリックも引き続き選べる
最近はシルバーよりグレーの人気が徐々に高まってきている, 先代モデルから設定のあるアイスシルバー・メタリックも引き続き選べる

気になるボディカラーは実物でチェック!

こうしてみると、1モデルのボディカラーを見るだけでもクルマのキャラクターやトレンドが見えてくる。また、ボディカラーは場所によっても見え方が異なるため、写真で見るのと実物とでは印象が違って見えることも多々ある。気になったカラーがあれば、ぜひ店舗などで実物を見てみて欲しい。

【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】

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