V長崎、首位を守る サッカーU18プリンスL九州

【第17節、国見―V長崎】後半8分、攻め込むV長崎のFW中島(右)。先制点で勝利に貢献した=県立百花台公園サッカー場

 サッカーの高円宮杯U-18プリンスリーグ九州第17節は27日、雲仙市の県立百花台公園サッカー場で国見高-V・ファーレン長崎が行われ、V長崎が2-1で競り勝ち、12勝1分け4敗の勝ち点37で首位を守った。最終節(12月4日)で初優勝を懸けて9位ロアッソ熊本と対戦する。
 V長崎は前節までにチーム過去最高の2位以内を確定させており、勝ち点36の2位神村学園(鹿児島)とともにプレミアリーグ参入プレーオフ(12月10、12日・広島)への進出を決めている。
 敗れた国見高は勝ち点10のまま最下位(10位)を抜け出せず、未消化分を含めた残り2試合で2勝しても「自動残留圏」の8位以内に入ることはできなくなった。9位ロアッソ熊本との勝ち点差は4。残り2試合の結果やプレミアリーグ、プレミア参入戦の結果次第で残留できる可能性は残っている。
 試合はV長崎が後半1分、左サイド深くで起点をつくって、FW中島のゴールで先制した。国見高もその直後から、FW中山、MF北村が立て続けにシュートを放ったが、V長崎のGK首藤の堅守の前にゴールが遠く、逆にV長崎は12分にFW七牟禮が追加点を奪った。2点を追う国見高は終了間際、途中出場のFW利根がこぼれ球を決めたが、届かなかった。
 プレミアリーグは2011年創立。高体連所属チームとクラブユースチームが参加するU-18年代の国内最高峰リーグで、東西10チームずつに分かれてリーグ戦を実施している。参入プレーオフには全国各地のプリンスリーグ上位計18チーム(プレミア所属のセカンドチームを除く)が参加。6ブロックに分かれて勝ち抜き戦を行い、それぞれ1位が昇格できる。長崎県からプレミアに昇格したチームはまだない。


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