テレビ東京では11月29日(月)夜8時から、「横山秀夫サスペンス 第三の時効」を放送する。
原作は本格ミステリーにして警察小説の最高峰との呼び声も高い横山秀夫の連作F県警シリーズの同名小説(『第三の時効』所収)。山梨県警本部の強行犯捜査係を舞台にした“県警史上、最強”と謳われる捜査チームで班長を務める刑事の生きざまを通して、事件の真相に迫る本格警察ドラマだ。
本作の主人公、捜査第一課強行犯捜査二係・通称“二班”の班長、公安出身で「冷血」とあだ名される楠見昌平(くすみ・しょうへい)を演じるのは、松重豊!
時効まであと1か月の傷害致死事件。時効成立=「負け」目前の捜査を、班長・楠見は、あえて請け負う。勝算はあるのか。だが、そこには時効を巡る、巧妙な罠があった!
「沈黙のアリバイ」「モノクロームの反転」の2作品に引き続き、捜査一係“一班”の班長・朽木泰正(くちき・やすまさ)には仲村トオル、そんな“一班”に対抗心を燃やしつつ、ともに強行犯捜査係を引っ張る、“三班”の班長・村瀬恭一(むらせ・きょういち)には、岸谷五朗も出演。それぞれ一癖も二癖もある3人の班長の競演も見どころの一つ。
さらに、警察関係者として吉沢悠、岩松了、平田満、事件の被害者の妻を演じるともさかりえ、その娘役に平祐奈など、演技派キャストが集結した。「第三の時効」が意味する驚くべき真相、事件から20年全ての謎が明らかになる。
※2020年10月の同枠にて「横山秀夫サスペンス 沈黙のアリバイ」(主演:仲村トオル)、その年の11月には「モノクロームの反転」(主演:岸谷五朗)を放送した。
◆シリーズ第1弾の再放送も決定!
さらに…11月28 日(日)午後2時から日曜イベントアワー日曜ミステリー枠にて、昨年放送され好評を博した、仲村トオル主演「横山秀夫サスペンス 沈黙のアリバイ」を再放送する。
新作放送と合わせて2日続けて「横山秀夫サスペンス」シリーズが楽しめる。
主演・松重豊、前作に続き岸谷五朗・仲村トオルよりコメントが到着!
■楠見昌平(松重豊)
山梨県警本部 刑事部捜査第一課 強行犯捜査二係・班長
【松重豊コメント】
ドラマ版のクライマーズハイ以来となる横山秀夫さん作品で、重厚な人間ドラマを堪能しました。冷徹に振り切った人物なので、これまで演じてこられたおふたりの班長との対比が楽しみです。主演ではありますが、観て頂く方が全く感情移入できないであろう楠見という人間に翻弄されてみてください。
■村瀬恭一(岸谷五朗)
山梨県警本部 刑事部捜査第一課 強行犯捜査三係・班長
【岸谷五朗コメント】
事件そのものの面白さも当然あるが横山さんの描く警察内部の人間関係が「臭ってくるような生臭さ」で表現されているのがとっても魅力的です。久しぶりにライバル関係にある朽木(仲村トオルさん)に会い、自分の役である村瀬も蘇ってきて、そこに松重さん演じる楠見が交わると、とっても愉快な瞬間が現れて緊張感の中、演じていて幸せでした。私自身も完成を観るのが楽しみです。
■朽木泰正(仲村トオル)
山梨県警本部 刑事部捜査第一課 強行犯捜査一係・班長
【仲村トオルコメント】
今まで演じてきた横山秀夫先生原作ドラマの役の中でも、昨年、緊急事態宣言があけたばかりの、様々な意味で厳しい状況で撮影した「笑わない男」朽木は、とても思い入れのある役です。今回、松重豊さん演じる楠見が明らかにする「第三の時効」の真相によって、驚きと共に、ほろ苦く心地よい余韻に浸って、テレビドラマの力を感じてもらえると思います。是非是非、御覧ください。
<あらすじ紹介>
20年前に起きた時効目前の傷害致死事件。県警捜査一課二班班長の楠見昌平(松重豊)は、事件の再捜査を申し出る。それは武内利晴(水橋研二)が、本間ゆき絵(ともさかりえ)を強姦、夫の敦志(山崎裕太)と揉み合いになった上に殺害、逃亡しているというものだった。だが3年前、武内は電話でゆき絵に事件を詫びると共にある事を告げる。時効まで1週間、武内が現れるのを待つが…部下の森(吉沢悠)に楠見は「七日で終わらない」と意味深な言葉を残す…。
<番組概要>
【番組名】月曜プレミア8「横山秀夫サスペンス 第三の時効」
【放送日時】2021年11月29日(月)20:00~21:54
【放送局】テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送
【出演】松重豊 ともさかりえ 吉沢悠 平祐奈 岩松了 平田満 岸谷五朗 仲村トオル
【公式HP】
©横山秀夫/集英社・テレビ東京
<再放送番組概要>
【番組名】「横山秀夫サスペンス 沈黙のアリバイ」(再放送)
【放送日時】2021 年 11月28日(日) 14:00~16:00