「ましこ市」8年ぶり開催 テント84出店、陶器や工芸品ずらり

家族連れなどでにぎわった陶芸メッセ・益子芝生広場の会場

 【益子】「工芸の街歩き」をテーマに町内外で活躍するものづくりのプロが陶器や工芸品、雑貨類をテント出店する「ましこ市2021」が27日、益子の濱田庄司(はまだしょうじ)記念益子参考館と陶芸メッセ・益子芝生広場の2会場で始まり、多くの家族連れなどでにぎわった。28日まで。

 6月に始まった「益子×セントアイヴス100年祭」事業のフィナーレを飾るイベントで、8年ぶりの開催。参考館や濱田窯長屋門に41店、芝生広場に43店が出店し、来場者はお気に入りの作家の陶器や英国製の衣類、セレクトショップのこけしなどを手に取り、品定めしていた。

 会場では濱田が好んだ英国のパイ料理「パスティ」を再現した「益子ぱぁすちー」やスコーン、カレー、コーヒーなどの軽食も提供され、穏やかな週末を満喫する姿が目立った。

 参考館を訪れた七井、農業遠藤研(えんどうけん)さん(73)は「知人が出店しているので遊びに来た。コロナ感染が落ち着いた時期に開催できて良かった。これから芝生広場へ行きます」と話した。

 午前10時~午後4時。各会場の入場は事前予約制だが、感染防止対策の手続きをすれば当日も受け付ける。(問)参考館会場070.4039.2491、陶芸メッセ会場070.4039.2490。

セレクトショップの工芸品や陶器が並んだ濱田窯長屋門には、長い行列もできた

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