スーパーGT第8戦富士の決勝日の室屋義秀のフライトにはサプライズも多数。“ふたりのカズキ”もデモラン

 11月28日、静岡県小山町の富士スピードウェイで開催されているスーパーGT第8戦『FUJIMAKI GROUP FUJI GT 300km RACE』の決勝日、エアレースパイロットの室屋義秀によるフライトパフォーマンス『“Challenge for the future” Yoshi MUROYA × LEXUS Special Flight@ FUJI SPEEDWAY』が行われた。前日に続くフライトパフォーマンスに加え、この日はコース上でサプライズ満載のデモランも行われた。

 例年、スーパーGT開催時に行われ、圧巻のフライトを披露してくれる室屋。今年もスーパーGTが最終戦を迎えられた喜びをモータースポーツに関わる人々とともに分かち合い、2022年の明るい未来に向けた『挑戦』を伝えるフライトパフォーマンスがスーパーGT第8戦富士の予選日に続き、決勝日にも行われた。

 この日は予選日と異なり、コース上にはGT500クラスに参戦する3メーカーの車両が登場した。事前にニッサン/ニスモからは、ミハエル・クルムがドライブするニッサン・リーフ・ニスモRCが登場することが明かされていたが、これに加え、スーパー耐久の2021年第3戦富士から登場し、多くの話題を提供した水素エンジン搭載のORC ROOKIE Corolla H2 conceptが登場。参戦ドライバーのひとりである佐々木雅弘が乗り込んだ。さらに、武藤英紀が乗り込み、レッドブル・ホンダF1の感謝のカラーリングである日の丸に『33』、『ありがとう』の文字が刻まれたホンダNSXが登場した。

 この3台に加え、メインストレートに登場したのは、レクサスLC500コンバーチブル。乗り込んでいたのがサプライズで、ステアリングは今季限りでWEC世界耐久選手権での活動を終えた中嶋一貴が握り、そしてこの第8戦富士でスーパーGT参戦を終える星野一樹が助手席に収まった。レーシングドライバーを父にもつふたりの“カズキ”がGTアソシエイションの坂東正明代表とともに、3メーカーの3台を従え、ゆっくりと富士スピードウェイをデモランし詰めかけたファンに手を振った。

 4台がピットに戻ったあと、富士スピードウェイ上空に飛来したのが室屋義秀のエレクトラ330SC。晴天に恵まれるなか、“室屋ホイール”などの妙技を披露。メインストレート通過時には、前日よりも風が少なかったこともあり、予選日よりも“低く”フライト。ファンからは大きな拍手が送られた。

デモランしたレクサスLC500コンバーチブル、富士スピードウェイに登場したORC ROOKIE Corolla H2 concept、ホンダNSX、ニッサン・リーフ・ニスモRC
富士スピードウェイに登場したORC ROOKIE Corolla H2 conceptとニッサン・リーフ・ニスモRC
レクサスLC500コンバーチブルに乗り込んだ中嶋一貴と星野一樹
レクサスLC500コンバーチブルから下り手を振る中嶋一貴と星野一樹
レクサスLC500コンバーチブルに乗り込んだ中嶋一貴と星野一樹、坂東正明代表
富士スピードウェイのメインストレート上をフライトする室屋義秀のエレクトラ330SC

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