【ボクシング】入江聖奈 〝因縁〟張本氏「サンモニ卒業」発表直後にV! 騒動後「アッパレ!」

優勝してガッツポーズの入江聖奈(東スポWeb)

何の因果か。ボクシングの全日本選手権最終日(28日、東京・墨田区総合体育館)、東京五輪女子フェザー級金メダルの入江聖奈(21=日体大)が同級決勝で松持亜実(日体大)を1回1分15秒レフェリーストップコンテスト(RSC)で下し、全日本制覇を達成した。優勝直後、リング上で「メチャクチャ緊張してちょっと睡眠不足気味ですけど、結果が出て良かったです。オリンピック終わってからやっとスタート地点に立てた感じでうれしいです!」と笑顔で語った。

偶然にも同日朝、野球評論家の張本勲氏がTBS系「サンデーモーニング」に出演し、年内で卒業することを発表。張本氏は今年夏の東京五輪で金メダルを獲得した入江に対して「嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合って。こんな競技好きな人がいるんだ」とコメント。この発言は物議を醸し、SNSを中心に「降板させるべき」との声が上がるなど炎上していた。

騒動後、入江は本紙に「私は張本さんに関して特に何も思っていません。自分がおばあちゃんになって孫がボクシングを始めるって言ったら『女の子なのにー』って絶対に言っちゃうと思います。そんなに過敏になる必要もないかなって感じていました」と話し、最後に「いろんな意味でボクシングにスポットを当ててくださったので〝アッパレ!〟です」と感謝の意を示していた。

なお、張本氏は降板の明確な理由を明かしていない。

© 株式会社東京スポーツ新聞社