ウィリアム王子・キャサリン妃が来年訪米 ヘンリー王子・メーガン妃とは両者大損関係

ウィリアム王子(左)とキャサリン妃(ロイター)

来年訪米が決まった英王室のウィリアム王子(39)とキャサリン妃(39)にとって、ヘンリー王子(37)とメーガン妃(40)が暮らす米国を訪れることは両夫妻にとってウイン―ウインならぬ“ルーズ―ルーズ(負け負け)”の関係にしかならないと英王室ジャーナリストが指摘した。

ウィリアム王子らが設立した、環境保護への多大な貢献をした個人や団体に贈る「アースショット賞」の第2回授賞式が2022年は米国で開催されることが決定。同王子夫妻はその授賞式に出席するため渡米する。詳しい日程はまだ分かっていない。

英王室ジャーナリストのジョナサン・サチェルドーティ氏は米誌「Us」に、ウィリアム王子夫妻は訪米した際、カリフォルニア州にあるヘンリー王子夫妻の住まいを訪問、あるいは滞在することはないと予想する。

「もしウィリアム王子夫妻がヘンリー王子夫妻に招待されて断れば、それこそ狭量で不快な印象を与えるし、もし招待されなかったら、ヘンリー王子側が狭量で不快だとなる。さらに、もし招待を受けて、何かとんでもないことが起きる可能性を考えると、それも良くない。どう見てもうまく行きそうにない」とし、訪米そのものが“ルーズ―ルーズ”だとした。

アースショット賞は20年10月、ウィリアム王子と王立財団などが創設。気候変動と地球温暖化の問題に関する取り組みを表彰し、5つの分野から受賞者が選ばれ、それぞれ100万ポンド(約1億5000万円)が授与される。

先月ロンドンでの第1回授賞式では750以上の対象プロジェクトの中から、スーパーや食堂から回収した食品を貧しい市民に配布して食品廃棄物削減に取り組むイタリア・ミラノ市などが選ばれた。

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