29日（月）は、広い範囲で晴れて、昼間は日ざしが暖かく感じられる見込み。ただ、朝は冷え込みが強く、真冬並みの寒さの所もある予想で、一日の中での気温差には注意が必要だ。

火の取り扱いには注意を

　29日にかけて、日本付近は広く高気圧に覆われる見通し。このため、全国的に晴れる所が多くなりそうだ。空気の乾燥した状態が続くため、洗濯日和にはなるが、火の取り扱いなどには注意が必要。喉や肌の保湿も心がけたい。

　一方、湿った空気や気圧の谷の影響を受ける、沖縄では雨が降りやすく、北日本の日本海側でも夕方以降は雨の所がある見込み。これらの地域では雨具があると安心だ。

気温差大

　広く高気圧に覆われる朝は、地面付近の熱が上空に逃げる放射冷却が強まるため、冷え込む見込み。29日朝の最低気温は、西日本や東日本の都市部でも5℃を下回る所が多く、真冬並みの冷え込みとなる所もありそうだ。

　ただ、日中にかけては日ざしに後押しされて気温が上昇し、最高気温はこの時季としては高い所が多くなる見込み。九州では20℃近くまで上がる所もあり、朝と比べると15℃前後も高くなる地域も出てきそうだ。服装などで上手く調節し、体調を崩さないよう注意したい。

（気象予報士・佐々木聡美）