格闘技イベント「RIZIN」第3のブランド「TRIGGER 1st」(28日、神戸ワールド記念ホール)で、萩原京平(25)がベテランの昇侍(38)に快勝し復活の雄たけびを上げた。
RIZIN初となるケージ(金網)が採用された記念すべき旗揚げイベント。大トリを任された萩原が、メインイベンターの責務を果たした。
5日前にものもらいになったという左目付近を腫らしながらも、序盤から右ローとパンチでプレッシャーをかけていく。背後から組みつかれる場面もあったが、落ち着いて対処。決定機だけは許さず、1ラウンド(R)終了間際には殴り合いを展開した。
迎えた第2Rで勝負をかけた。右のフックでグラつかせ、ここからパンチと蹴りで一気にたたみかけて勝負をつけた。
10月の「RIZIN LANDMARK」では〝最強兄弟の兄〟朝倉未来と対戦するも、何もできずに判定負け。涙の敗戦からわずか56日で再起戦をものにした萩原は「メインの仕事はちゃんとできましたか?」と観客に呼びかけ、大きな拍手を受けた。
さらに「大きなケガなく終わったし、年末ちょっと暇しているので、オファー待ってます」と大みそか決戦参戦を熱望すると「大みそかは会社休みでしょ? 暇してるなら試合でもして盛り上げましょう。僕はいつも戦闘準備できているので、何日前のオファーでも出るんで待ってます」と普段は食品メーカーに勤める〝サラリーマン格闘家〟弥益ドミネーター聡志に対戦を呼びかけた。
ファンが望む未来へのリベンジ、そしてフェザー級王座戦線参入に向け、新たな戦いがスタートする。