現行犯逮捕の鬼束ちひろ ナチュラルメイクに回帰し周囲を安心させていたが…

鬼束ちひろ(東スポWeb)

歌手・鬼束ちひろ(41)が28日、東京・渋谷区で救急車を蹴ったとして、器物損壊の疑いで警視庁に現行犯逮捕された。

鬼束は当時、現場近くで友人の女性とパチンコをしていたという。女性がけいれんを起こし倒れたため、救急車を呼んで乗せていたところだった。

鬼束といえば、その言動で、何度も世間を驚かせてきた。

2001年には、生放送の音楽番組内で、飼っていたハムスターがベランダで凍死していなどという悲しいエピソードについて告白。この発言にはさまざまな意見があり、ネットで大炎上した。

2003年には声帯結節を患い、一時休業。2010年には当時同居していた男性から暴行を受け、顔面骨折などで全治1か月の重傷を負った。

2011年に発売した著書「月の破片」では、パニック障害についても記載していた。

当時の鬼束を知る芸能プロ関係者は「世間の人の鬼束のイメージは、デビュー当時のナチュラルな印象が強い。当時は事務所の移籍などもあり、精神的にダメージを受けた影響からか、奇行が目立っていた時期」と振り返った。

2013年に、フジテレビ系トーク番組「アウト×デラックス」に出演した際には、ド派手なメイクで登場。視聴者、共演者を驚かせた。

しかし昨年5月28日、再び「アウト×デラックス」に出演したときは13年の時とまるで様子が違っていた。ド派手メイクから、まるでデビュー当時のようなナチュラルなメイクに戻っていたのだ。

音楽業界に詳しい関係者は「昨年2月で、鬼束はデビュー20周年。それも合わせて原点回帰でナチュラルに戻ったという話。周囲は『メイクと共に言動も落ち着いたのでは』と安心していたのだが…」。今回の事件を見ると、決してそういうわけではなさそうだ。

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