日本ハム・新庄監督の恐るべき“トーク魔術” 他球団は感嘆「普通のことを秘話のように話す」

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秋季キャンプから「全開」だった日本ハム・新庄新監督(東スポWeb)

日本ハムの「ビッグボス」新庄剛志監督(49)の〝トークマジック〟にプロ野球関係者が脱帽している。

4日の就任会見以降、プロ野球界の話題の中心となり続けているビッグボス。ド派手なファッションや言動で野球ファン以外の関心まで集め、その周囲を巻き込んでいくパワーはプロ野球の枠を完全に超えている。

一方で、その現場からは「あれだけ普通のことをスペシャル秘話のように話す話術、表現力が素晴らしい」と新庄ビッグボスのトークに関心が集まっている。

というのも「監督兼外野守備コーチ」を自任する新庄監督が、沖縄・国頭秋季キャンプ視察などの際に発した外野守備に関する言動に対しての世間の反応に衝撃を受けたからだ。

このキャンプ視察中、新庄監督は若手外野陣に「低く、速く、強い」送球を徹底させるため、ワゴン車の屋根に登るなどのパフォーマンスで、それを周知徹底させた。

また新庄監督がユーチューブ動画などで、自身の現役時代にセンターの定位置からキャッチャーのサインを見て打球を予測。「1球ごとに守備位置を変えていた」ことや「その都度、ライトやレフトの野手にも守備位置の細かな変更を指示していた」ことも語っている。

もちろん、監督として今後、この理想の外野ユニットを構築するためのサンプルトークなのだろうが、これに他球団の現場首脳陣は「僕らにとっては当たり前のことを当たり前にやってください、というメッセージにしか聞こえない」とし、その理由をこう語った。

「新庄監督のしゃべっていることはプロ野球なら12球団のすべてのチームがやっていることなんですよ。走者を殺すために低く強い送球をすることは常識だし、センターから捕手のサインを見て守備位置を変えるのは通常、捕手のサインを知っている二遊間の2人が外野手に後ろ手にサインで教えていること。1球ごとの守備位置変更も、事前に各打者のヒット時の打球方向や打球にかかるスピンの傾向までデータが出ている。それをミーティングで指示しているし、試合中には外野守備コーチがベンチから逐一指示を出している」

この普段あまり表に出ることのない業界内トークを新庄監督は「営業トーク」として商品化しているわけだ。

前出首脳陣は「話し方が大げさでうまい。SNSの発達でこういう内輪の話がウケる時代だから、完璧に時流をとらえている。これからも球界の宣伝部長として期待してます」と、ビッグボスの内輪ネタの広がりに期待を寄せている。