国内外の吹奏楽部共演へ 来年8月 長崎国際音楽フェス 来月5日にプレコンサート

長崎国際音楽フェスティバルプレコンサートのチラシ

 国内外トップレベルの中高校吹奏楽部が共演する「長崎国際音楽フェスティバル2022」(長崎国際音楽交流協会主催)が来年8月、長崎市で開かれる。これに先駆け12月5日午後3時から、同市魚の町の市民会館文化ホールでプレコンサートがある。
 フェスティバルは若い世代の演奏家らが発表、交流する場をつくり、長崎の音楽文化振興を図る目的で初めて企画。県内12校をはじめ浜松聖星高(静岡)などが出演予定。中国、台湾、マレーシアからも実力校を招く。全国的に知られる吹奏楽指導者で同協会の会長を務める藤重佳久さんは「音楽を通じた国際交流は平和につながる」と語る。
 プレコンサートは3部構成。第1部は世界的ピアニスト辻井伸行の母、いつ子さんが「明るく、楽しく、あきらめない生き方」と題し講演する。第2部は安部まりあ(ピアノ)、長崎居留地合唱団andキッズコーラス、長崎市立西北小合唱団などが出演。児童らが本県出身の音楽家、小松真理作詞・作曲の「あの空に」などを歌う。第3部は県立長崎南高、長崎市立戸町中、雲仙市立小浜中の吹奏楽部と長崎フェスティバルウインドオーケストラが出演。葉加瀬太郎の「長崎夜曲」、フィリップ・スパークの「メリーゴーランド」などを演奏する。
 全席自由で入場料は一般2500円(当日3千円)、学生千円。問い合わせは同協会(095.825.1122)。

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