軽石が池間島にも漂着 宮古島海域、今後も続くシミュレーション

 【宮古島】宮古島市の北端にあたる池間島でも28日、新たに軽石とみられるものが漂着した。宮古島と池間島を結ぶ池間大橋のたもとにある砂浜に数ミリ程度の少量の軽石が、十数メートルに渡って筋状に流れ着いているのを確認した。

 宮古島ではこれまでに、島南東部を中心に軽石が漂着していたが、北東部にも広がっている。国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)によるシミュレーションでは、今後も漂着が続くとみられ、漁業者らは大量漂着に警戒を強めている。漁業者らは市と連携し、28日までに池間漁港と保良漁港=市城辺=の航路出入り口にオイルフェンスを設置した。

 28日に軽石が漂着した、池間島の砂浜に隣接する土産物店で働く女性は「まだ(漂着は)ほんの少しだからいいけれど、これから増えたら困る。このまま来ないでほしい」と心配そうに語った。

© 株式会社琉球新報社