斎藤佑樹さん「1番つらいと思ったことは」子どもたちにメッセージ 沖縄で12月イベント

 今シーズン限りでプロ野球を引退した斎藤佑樹さんが、12月20、21の両日に沖縄アリーナで開催されるイベント「アスティーダフェスティバル」の対談企画に参加する。11月27日、オンライン取材に応じた。

 沖縄の印象について「人が優しくて、ほっこりした場所と思う。プロ1年目から名護市のキャンプに参加し、たくさんの子どもたちが手を振ってくれたのが印象的だった」と話した。

 今回で対談で触れるけがとの向き合い方について「プロに入ってから長いこと、けがを抱えながらプレーしてきた。1番つらいなと思ったのは、自分が(周りから)どう見られているかを気にしてしまうこと。そうなるとよくない。プレーヤーとしてやるべきことだけを考えるように意識してきた」と語った。

 プロで印象に残っている試合に、2年目の2012年、開幕投手として完投勝利した試合を挙げた。スポーツをする少年少女に向け「競技をやり続けることが大事。報われる瞬間が来ることを知ってほしい。こつこつやること、形になるまで継続してほしい」とメッセージを送った。

 対談は12月20日午後5時半から。琉球アスティーダの早川周作社長とスポーツ整形外科医の岩本航さんも交え、「トップアスリートから未来の子供たちへ~ケガとの向き合い方を語る~」と題して語り合う。

 
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