香港特区政府、初の人民元建て債券を発行

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香港特区政府、初の人民元建て債券を発行

香港上環にある招商局ビル。(資料写真、香港=新華社配信/王申)

 【新華社香港11月29日】中国香港特別行政区政府は24日、政府グリーンボンド(環境債)計画の下で、50億元(1元=約18円)の人民元建てオフショアグリーンボンドを発行したと発表した。人民元建て債券の発行は初めてで、人民元オフショア市場の重要な新基準となる。

 償還期間は2種類で、3年物と5年物をそれぞれ25億元発行した。利回りは3年物が2.80%、5年物が3.00%。このところの市場の変動にもかかわらず、投資家の反応は高く、応募額は142億元を超えた。発行額の54%が銀行、35%がファンド・マネージャー、プライベートバンク、保険会社、11%が国際機関、公的機関、民間企業に割り当てられる。

香港特区政府、初の人民元建て債券を発行

香港中環(セントラル)にある中国銀行タワー。(資料写真、香港=新華社配信/王申)

 特区政府の陳茂波(ポール・チャン)財政司長は、今回の人民元建てグリーンボンドの発行が一里塚的な意義を持つと指摘。香港のオフショア人民元建て金融商品の種類の拡充し、オフショア人民元業務のハブとしての香港の地位を高めるほか、人民元の国際化にも有益だと述べた。

 今回の発行は、香港の債券を通じた資金調達プラットフォームを改善するほか、人民元建て債券発行者のグリーンファイナンスによる低炭素化支援により効果的に協力できる。

 香港特区は18日にもドル建てとユーロ建てグリーンボンドを発行しており、種類の異なる債券発行を試みることで、グリーンボンド市場の一層の発展を図っている。