「オミクロン株」、朝鮮でも最大警戒 「すべての人々が自覚的一致性と献身性を維持」

朝鮮では新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」に対する警戒を呼び掛けながら防疫体制を一層強化している。

 朝鮮中央通信は、「大流行伝染病の伝播状況に対処した非常防疫事業をさらに強化」と題する記事を配信(11月29日)、「世界的にデルタ変異ウイルスよりも伝染力が5倍も強い新たな種類の変異ウイルスが発見され、深刻な懸念を醸し出している」と伝えた。

防疫体制を強化している。(C)朝鮮新報

 通信によると「中央緊急防疫部門では、新型の変異ウイルスの急速な伝播状況に対して、人々が最大に覚醒し、高度な自覚的一致性と献身性を維持し続けることを訴えて」おり、「保健部門では呼吸器性疾患や腸内性感染症をはじめとする慢性疾患のある患者に対する治療を徹底的に行っている」という。

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