ワタナベマモル(ex-グレイトリッチーズ、MAMORU & The DAViES)の秘蔵カセットテープ音源が2枚組CD『PRIVATE TAPES 1995-1998』として27年を経て復刻!

ex-グレイトリッチーズ、MAMORU & The DAViESとして活躍を続ける生粋のバンドマン、ワタナベマモルが1995年から1998年のあいだに『プライベートカセットシリーズ』として発表した4本のカセットテープをまとめた2枚組CD(ボーナストラックを2曲追加)『PRIVATE TAPES 1995-1998』を来年1月19日に発売する。 本作は8トラックカセットMTRを使用して録音された、宅録からバンドでのスタジオ録音までの“ワタナベマモルロックンロール実験室”の原点ともいえる作品集で、カセットテープ独特なアナログサウンドが炸裂。「8月4日B級劇場」「今週週末来週世紀末」「死ぬ程に生きてみる」など、初期代表曲のファースト録音を含む全33曲入り。

『PRIVATE TAPES 1995-1998』発表にあたり

当時(1994年頃か?)、宅録でカセットテープを作って発表してたトモフスキーの勧め(影響)もあり、僕もやってみる事にした。

乗っていた400ccのバイクを売って、10万円くらいの8トラックカセットMTR<TASCAM PORTASTUDIO 464>と、ローランドのMIDI音源(たしかサウンドキャンバスとかいうやつ)と、MIDIキーボートを購入。

何を買っていいのかよくわからなかったので、トモフスキーと全く同じ機材を購入(笑)。

こうして僕のレコーディング研究の人生は始まり、4本のカセットテープでの作品を作った。

ロクなレコーディング機材もない、パソコンも持っていない中、悪戦苦闘しながら作った作品を改めて聞いてみると面白い。

やってみたかったビートルズの録音方法を真似た「疑似ステレオ」など、代々木3丁目のアパートでの楽しい作業の日々を思い出した。

いくつかの楽曲に入っている電車の音は、線路沿いのアパートに住んでいた為、ほとんどが録音中に入ってしまった音です。

プライベートカセット1〜4へ進むにつれ、宅録からバンド録音への無謀なチャレンジも。

カセット録音のローファイなアナログサウンドは、デジタルサウンドには出せない味がある。

またヤフオクとかで見つけて、8トラックカセットMTRで録音してみようかな。(ワタナベマモル)

【ワタナベマモル プロフィール】

1963年12月4日、静岡県静岡市(旧清水市)に生まれる。1983年「グレイトリッチーズ」を結成し、インディーズレーベルのナゴムレコードより2枚のシングル、キャプテンレコードより1枚のアルバムを発表。1989年にキングレコードと契約、メジャーデビューし、3枚のアルバムと2枚のシングルを発表して1993年に解散。

その後、大木温之(Theピーズ)、トモフスキー、シンイチロウ(the pillows)らとのユニット「MTハピネス」や、トモフスキーのサポートベーシストなどいくつかのセッションを経て、「MAMORU & The DAViES」を結成。

2010年10月には、甲本ヒロト、トモフスキー、ハッチハッチェル、ギターパンダなどをゲストに迎えたソロアルバム『SESSiONS(セッションズ)』を発表。2020年8月には、コロナ禍で苦しむライブハウスへの応援歌「いかすぜライブハウス」を含む4曲入りミニアルバム『いかすぜライブハウス』を発表。2022年1月19日には1995年から1998年に発表された4本のカセットテープ作品をCD化した『PRIVATE TAPES 1995-1998』を発表する。

現在までに17枚目のアルバムを発表。コンスタントなアルバム発表と、バンドと弾き語りの両方で年間150本以上のライブをライフワークにしている。

© 有限会社ルーフトップ