日本で開催するフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル(12月9日開幕、大阪)に暗雲が垂れ込めてきた。
新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大を巡る水際対策として岸田文雄首相は29日、全世界を対象に外国人の入国を30日午前0時から禁止すると発表。これを受けて、SNSでは「GPファイナルどうなるの?」「日本人だけ出場? 中止?」とザワついている。
GPファイナルには世界王者のネーサン・チェン(米国)、女子では世界最高得点を連発する15歳の〝怪物ルーキー〟カミラ・ワリエワ(ロシア)が出場予定。例外なく入国禁止となれば、開催に大きな影響を及ぼすことになる。この日、日本スケート連盟は本紙の取材に「現段階ではまだお答えできるレベルのことが決まっていないので」としている。
ようやくコロナが終息しかけた中での緊急事態。果たしてフィギュア界最高峰の大会はどうなるか。