「ムード歌謡」ブーム再来!? 生島ヒロシ、吉田照美が魅力を分析

生島ヒロシ(左)と吉田照美(東スポWeb)

「別れても好きな人」(ロス・インディオス&シルヴィア)、「星降る街角」(敏いとうとハッピー&ブルー)といったムード歌謡の名曲の数々を〝愛しのムード歌謡〟シリーズとして収録したアルバム「TOUCH ME★銀座&赤坂編」「HOLD ME★六本木編」「KISS ME★新宿編」の3タイトルが12月8日にリリースされる事が決定。今なぜムード歌謡なのか。ラジオを中心に活躍するタレントの生島ヒロシらが分析した。

艶やか、きらびやか、出会い、別れ、再会、燃え上がる2人など男と女の恋物語や夜の街、ネオン街を舞台にした世界観の歌詞。その歌詞を甘くせつなく、ささやくように、〝大人の恋愛模様〟をたっぷりと歌い上げる歌謡曲が「ムード歌謡」だ。

今回のアルバムでは1960年代から80年代初頭にかけて大流行した合計36曲を3枚のアルバムに収録。「たそがれの銀座」(黒沢明とロス・プリモス)「コモエスタ赤坂」(ロス・インディオス)などを収録した「TOUCH ME★銀座&赤坂編」と、「星降る街角」、「夜の銀狐」(斎条史朗)などを集めた「HOLD ME★六本木編」に加え、「あなたのブルース」(矢吹健)「骨まで愛して」(城卓矢)の名曲を収録する「KISS ME★新宿編」が発売される。

生島は「一つ言えるのは、ムード歌謡って、ある意味ハッピーですよね。『愛しのムード歌謡』とでも言ったらいいのかな。いろんな人が、いろんなこと抱えて生きているけど、歌うことによって、一瞬でも、幸せな世界に浸れる」と分析。

吉田照美は「ムード歌謡って、そもそも大人がたしなむものっていうか、だんだん年齢を重ねることでいろいろな経験をしてようやく理解できるものっていう感じはするんだ。〝一瞬の夢を見させてくれる乗り物〟なんだよね」と色あせない魅力を語った。

今なおカラオケファンたちの間で絶大な人気を誇っているのは、そんなところに理由があるのかもしれない。

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