松山千春の叫び「税金で食ってきた二世三世、官僚、首長にコロナで苦しんでいる人の気持ちが分かるか!」

ビデオメッセージを寄せた松山千春(東スポWeb)

日本維新の会の鈴木宗男参院議員(73)を叱咤激励する会が29日、都内で開かれ、代表世話人で歌手の松山千春(65)がビデオメッセージを寄せた。

毎年、会場で挨拶する千春だが、この日はあいにくの全国コンサートツアーの真っただ中で、ビデオでの登場となったが、千春節は変わることはなかった。

「日本の政治、経済がなんで鈍化、ゆるんでしまったか。特に政治の世界では二世三世が多くなり、官僚からの天下りが多くなり、各市区町村、いわゆる首長から政治家になる方もいる。税金で育てられ、税金で食っている。そんな人たちがコロナの中で本当に苦しんで、金がなくて働く場所がない人の気持ちが分かるか!」

そのうえで、千春は約40年にわたって、〝心友〟として、固い絆で結ばれている宗男氏を「(北海道の)大誉地といって、町内から離れた農家の息子として生まれた。亡き中川一郎先生の秘書をやりながら、先生が非業の死を遂げた後、国会の場に出るハメになった」と叩き上げであるとしたうえで、「宗男さんには、声を出せる人間には耳を貸して、聞いてあげなさい。声を出せない方々には逆にこちらから進んで、その思いを聞きに行ってもらいたい、と言っています。二世三世、総理、大臣、そんなやつらばかりだけが政治家じゃない」と熱弁を振るった。

最後に千春はお約束の頭髪ネタで締めた。「私も精いっぱい、応援しますが、髪の毛がなくなっちゃいましたし、応援していても迫力がない。選挙カーに乗っていても髪がなびかない。せめてハチマキがパタパタするぐらいオレも頑張ります」と話し、場内を笑わせた。

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