【MLB】102敗レンジャーズ超本気 1日で総額268億円大補強も「まだスタートを切ったばかり」

レンジャーズと合意したマーカス・セミエン【写真:Getty Images】

セミエンとの大型契約が「本気であることを知らせるものに」

レンジャーズがマーカス・セミエン、ジョン・グレイ、コール・カルフーンとの契約に合意した。地元紙「ダラス・モーニングニュース」は、関係者の話として、セミエンと7年契約を結び、その後グレイ、カルフーンとも契約を結び、3人ともフィジカルチェック(身体検査)の結果待ちであると伝えた。

セミエンは7年総額1億7500万ドル(約198億円)の契約と報じられており、これはレンジャーズでは2000年のアレックス・ロドリゲスに次ぐ大型契約だ。またグレイは4年5600万ドル(約64億円)、カルフーンは1年520万ドル(約6億円)プラス2023年のオプションと、3人合計2億3620万ドル(約268億円)の大補強となった。

セミエンは本来遊撃手だが、今季はフルシーズンを二塁手としてプレー。レンジャーズはカルロス・コレア、コーリー・シーガー、トレバー・ストーリーという他のエリート遊撃手とも交渉をしており、特にコレアよりもシーガー、ストーリーとよく話をしてきたという。「明らかなことは、レンジャーズがまだスタートを切ったばかりだ、ということだ」とさらなる補強の可能性に触れた。

今季102敗を喫したレンジャーズだが、セミエンと大型契約を結んだことで「補強のためにお金を費やすことに本気であることを知らせるものとなった」と好循環をもたらしているという。さらに、外野など他の分野での補強の可能性も指摘していた。(Full-Count編集部)

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