【新日本・BOSJ】SHO ワトを拷問の館に引きずり込み独走6勝目「礼には、礼には及びませんよ」

ワト(右)をレンチで攻撃するSHO

新日本プロレス29日後楽園ホール大会「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」公式戦で、SHO(32)がマスター・ワト(25)を拷問の館に引きずり込み、首位独走の6勝目を挙げた。

EVIL率いる「ハウス・オブ・トーチャー」に加入し悪の限りを尽くすSHOは、後輩のワトから強烈な打撃を浴びせられた。「目を覚ませ!」と言葉を投げかけられてなおも張り手を連発されたが、その言葉は耳には届かなかった。

RPP(変型セントーン)を回避するとレンチを手にして殴りかかる。これを回避されるとTTDを狙われたが、レフェリーを掴んで阻止。さらにワトを突き飛ばしてレフェリーと衝突させ、リング上を無法状態化させた。

背後からの急所攻撃、さらにはレンチ攻撃を見舞って容赦なくKO。ここでようやくレフェリーを叩き起こし、グロッギー状態のワトをスネークバイト(変型三角絞め)に捕獲してレフェリーストップ勝利をものにした。

唯一の1敗を守ったSHOは2位のエル・デスペラードに勝ち点3差をつけて単独首位を快走。SHOは「いや、どういたしまして! そんな礼には、礼には及びませんよ。でも、いいことした後は気分いいね。俺は気分いいけど、マスター、いま疲れてるでしょ。お前、絶対疲れてるよ。体じゃねえ、ここだ」と自分の胸を指さした。

「俺はな、お前のエネルギーをずーっとずーっとチューチューチューチュー吸ってたんだよ。お前のように若くて純粋で野心あふれる男っていうのは、エネルギーの吸い取りがいがある。お前のエネルギーと俺のエネルギーが反比例していく様子は最高に快感だったよ」と不敵な笑みを浮かべていた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社