てり・ツヤを出すだけじゃない!「本みりん」の調理効果って?

11月30日:今日は「本みりんの日」

今日は、本みりんの日。お恥ずかしながら…私は本みりんを毎日の料理に使ってはいるものの、どんな役割を果たしているのか正直理解しておらず。

どんなお料理のレシピを見ても「みりん」と記載があるため、自炊するなら必要なんだろうなと思って、なんとなく使っていました。

今日はそんな「本みりん」について調べてみました。

本みりんって?

本みりんは、もち米を原料とした酒類調味料のこと。もともとは日本料理店で使われる「贅沢品」というイメージが強かったそうです。

昭和30年代の酒税法改正により、本みりんの酒税が大幅減税になり、それ以降、一般家庭にも普及するようになったといわれています。

本みりんを料理に使う効果って?

では、本みりんを使うとどんな調理効果が得られるのでしょうか?キング醸造の「日の出みりん」のホームページに詳しく紹介されていました。

様々な糖が砂糖(ショ糖)とは異なるまろやかな甘みと、てり・ツヤをつけ、アルコールと一緒に食材を引き締めることで煮崩れを防ぎ、うまみを逃さないはたらきをします。

本みりんに含まれるアルコールの分子は小さいので食材の浸透が速いです。また、アミノ酸・有機酸・糖類などの調味成分がアルコールと一緒に食材へ浸透する事で味が浸み込みやすくなり、料理の味を均一に仕上げます。

さらに加熱してアルコールを蒸発させる際に、食材の臭みを一緒に飛ばす効果があります。

出典:本みりんとは – 日の出みりん|食を豊かにする「調味料」、食を楽しむ「清酒」造りの日の出みりん

本みりんにこんなにたくさんの効果や役割があるなんて!いつも「てり・つやを出すため」「甘みを足すため」かな?と、なんとなく入れていましたが、実はほかにも様々な働きがあるのですね。

本みりんは煮崩れを防ぐ、ということだったので、早速煮物(肉じゃが)を作ってみましたよ。

コトコトじっくり煮込んでみたのですが、確かにじゃがいもは煮崩れず、良い加減に煮あがりました!

これから寒くなる季節、煮物を作る機会も増えるはず。ますます「本みりん」が活躍しそうな予感♪「家にあるけど、使っていない…」という方、今一度本みりんの使い方を見直してみてはいかがでしょうか?

「本みりんの日」とは?

日本の伝統的調味料である「本みりん」の優れた調理効果を、より多くの消費者に知ってもらおうと「本みりん」のメーカーで構成された全国味淋協会の「本みりんの日」事務局が制定。日付は11と30で「いいみりん」と読む語呂合わせと、鍋物などに使う「本みりん」の需要期であることから。

出典:一般社団法人 日本記念日協会ホームページ <https://www.kinenbi.gr.jp/>

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