伊藤美誠/早田ひな、2大会連続銀メダル “最強”中国の壁崩せず<世界卓球2021>

<世界選手権個人の部(世界卓球2021)ヒューストン大会 日時:11月23日~29日 場所:アメリカ・ヒューストン>

現地時間29日、世界選手権は最終日を迎え、女子ダブルス決勝で伊藤美誠(スターツ)/早田ひな(日本生命)ペアが、王曼昱(ワンマンユ・中国)/孫頴莎(スンイーシャ・中国)ペアにゲームカウント0-3で敗れ、銀メダルとなった。

伊藤美誠/早田ひなvs王曼昱/孫頴莎

写真:伊藤美誠(スターツ)と早田ひな(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部

2019年大会でも決勝で相まみえた両ペア。その際は、ゲームカウント2-4で日本ペアが敗れている。そこから2年、伊藤/早田ペアは、1967年ストックホルム大会の森沢幸子・広田佐枝子ペア以来、日本人ペア54年ぶりの優勝を目指し決勝戦に臨んだ。

伊藤、早田、孫頴莎が21歳、王曼昱が22歳と次世代の卓球界を担う戦いとなった。

第1ゲームは、完全に互角のラリーが展開される。両ペアともハイリスクなプレーが決まり、会場も大いに沸く中、9-9までもつれ、最後は中国ペアが11-9と先取した。

写真:王曼昱(ワンマンユ)・孫頴莎(スンイーシャ・中国)ペア/撮影:ラリーズ編集部

第2ゲーム、中国ペアはミスが少なく、厳しいコース取りで得点を重ねる。日本ペアも必死に食い下がるが、7-11でゲームを落とし、後がなくなる。

写真:伊藤美誠(スターツ)と早田ひな(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部

第3ゲームも1-4と序盤で日本ペアは離され、たまらずタイムアウト。流れを変えようと日本ペアもレシーブから攻めていくが、最後は中国ペアの威力と安定感の前に屈し、ゲームカウント0-3で敗れた。

敗れはしたものの伊藤/早田ペアは、世界選手権2大会連続銀メダル獲得と今後の活躍に期待の持てる結果を残した。

女子ダブルス準決勝

写真:王曼昱(ワンマンユ)・孫頴莎(スンイーシャ・中国)ペア/撮影:ラリーズ編集部

伊藤美誠/早田ひな 0-3 王曼昱/孫頴莎〇
9-11/7-11/8-11

文:ラリーズ編集部

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