アントニオ猪木氏が病名公表…密着番組を手掛けたKENSO 続編望む声に「全力でいきます!」

アントニオ猪木氏(右)の密着番組を制作した番組KENSO(KENSO提供)

なぜ〝燃える闘魂〟は全てをさらけ出したのか。27日にNHK・BSプレミアムで放送されたアントニオ猪木氏(78)の闘病生活を密着したドキュメンタリー番組「燃える闘魂 ラストスタンド~アントニオ猪木 病床からのメッセージ~」は各方面で反響を呼んだ。

猪木氏の正式な病名が「全身性トランスサイレチンアミロイドーシス」と明かされ、闘病中の弱々しい姿も隠すことなく披露したからだ。番組を手掛けたKENSO(ケンゾー)こと共同テレビジョンプロデューサーの〝燃える専任副部長〟鈴木健三氏(47)は「猪木会長からは『全部出せ。全部ひっくるめてアントニオ猪木なんだから、ちゅうちょはするな』と言っていただいたので」と明かす。

番組にはケンゾーと同期入門の新日本プロレス・棚橋弘至が出演し、猪木氏について語った。ケンゾーは「人脈に支えられました。棚橋さんにはネタを聞いたり、番組の拡散にも協力してもらいました」と感謝の気持ちでいっぱいだという。

また、猪木氏の弟子として3月下旬から撮影に立ち合ったことで「前と変わらずですが、今も僕にとっては芸能界を含めて最後の大物スターですよ。関係できて幸せだな」と痛感した。

ファン、関係者の間からは番組の続編と地上派での放送を望む声がある。ケンゾーは「頑張ります! 全力でいきます!」と誓い、真っ赤な炎を燃やした。

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