発達する低気圧　広く雨風強まる

　きのう広い範囲に晴れをもたらした高気圧は東へ離れ、きょう30日は西から低気圧や前線が進んでくる。

　この影響で九州では昼前後から雨が降り出し、次第に雨の範囲が広がる見込みだ。

　夕方以降は中国・四国で、夜には近畿でも雨や雷雨となり、激しく降る所もありそうだ。

　東日本は夜遅くからあすの早朝にかけて、北日本はあすの未明から昼頃にかけて雨のピークとなる見通し。

　また、低気圧が発達しながら進むため、全国的に風が強く、特に北日本では暴風が吹き荒れて荒れた天気となるおそれがある。

　北日本では2日（木）にかけて大荒れや大しけになる所がありそうだ。

　暴風、高波、局地的な激しい雨や落雷、ひょうなどに注意、警戒が必要となる。

気温高め　多雪地は落雪やなだれに注意

　低気圧に向かって南風が吹くため、気温はこの時季としては高くなりそうだ。

　日中の気温はきのうより高い所が多く、東日本や西日本では18℃前後、東北でも15℃前後まで上がる見通し。

　雪が積もっている所では、なだれや落雪が起きやすくなるため、注意が必要となる。

（気象予報士・多胡安那）