「早く再開を」 オミクロン株で外国人入国禁止 長崎県内関係者ら落胆

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 新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の急拡大を受け、政府が外国人の入国禁止方針を示した29日、長崎県内の大学や技能実習生監理組合からは落胆の声が上がった。
 長崎大は、11月5日の入国再開に関する文部科学省通知を受け、外国人留学生約110人の入国手続きを進めていた。担当者は「残念な結果となり、非常に落胆している。1日でも早く入国が再開されるよう祈るばかり」と入国禁止の行方を注視する。
 現在、交換留学などで海外に渡航している学生についても早期帰国を進めるなどの対応を検討する必要があり、国際協力機構(JICA)長期研修員や外国人招聘(しょうへい)研究者(短期)の受れ入れにも影響が出そうだという。
 同大は、変異株についての情報が不足しているとし、外務省などから情報を収集し、今後の対応を検討していくとしている。
 「宿舎や仕事などの準備をしていたのに、すべてストップした。大変だ」-。来月、技能実習生13人を受け入れる予定だった諫早市の監理組合の代表も政府の方針に、声を落とした。
 同組合には中国、ベトナム、ミャンマー、カンボジア出身の約800人が在籍し、県内外の食品加工会社や農家などに派遣。昨年春からの新型コロナ禍で、技能実習生の来日が事実上、止まっていただけに、来月の受け入れに期待していた。「農家などの人手不足は深刻。(政府方針は)仕方ないが、この状態がいつまで続くのだろうか」。代表は先行きが見通せない状況を案じた。