秋篠宮さま会見で「小室圭」なし! 徹底的に名指しを避けたワケ

会見を行った秋篠宮さま(東スポWeb)

秋篠宮さまが11月30日、56歳の誕生日を迎えられ、事前に行われた記者会見の内容が公表された。秋篠宮さまは長女・眞子さんの結婚について率直な心境を述べる一方で、「小室圭」というワードは徹底排除された――。

秋篠宮さまはまず、渡米した小室夫妻について「本人たちがアメリカで生活すると決めたわけですから、それが本人たちにとって一番良いことなんだろうと思っています」と吐露。

一時金の辞退や納采の儀の見送りなど、異例づくしの結婚となったが、秋篠宮さまは「皇室の行事、儀式というものが非常に軽いものだという印象を与えた。(中略)迷惑をかけた方々に対して申し訳なく思っています」と述べた。

秋篠宮さまは結婚にあたり、小室さんをめぐる金銭トラブル解決など「相応の対応」と「国民の理解」を求めてきた。しかし、眞子さんの結婚の意志は固く、半ば折れる形で容認。2人は先月26日に結婚会見を行ったが、秋篠宮さまは「私自身は一方向のものではなくて双方向での会見という形にしてほしかったと思います」。その一方で眞子さんが複雑性PTSDであることを鑑み「会見している間に何か発作が起きることも考えられるでしょうから、やはり難しかったのかなと思います」とも付け加えた。

気になったのは、秋篠宮さまの口から「小室さん」「圭さん」というワードが一切出なかったことだ。結婚会見に関する話の中でも小室さんを「夫の方」と形容した上で「やはりと私としては自分の口からそのこと(金銭問題)について話をして、そして質問にも答える、そういう機会があった方が良かったと思っております」と苦言を呈した。

また小室さんが4月に公表したA4用紙28枚に及ぶ文書についても「〝娘の夫〟がかなり長い文書を出したわけですね。あれを読んでどれくらいの人が理解できるか。じっくり読めば分かるけれども、さっと読んだだけだとなかなか分からない」とダメ出しした。

皇室ライターは「意図的に『小室圭』という呼称を控えたように思います。これは今回に限らず、これまでの会見でも徹底されていました。『小室』というワードを避ける、つまり、皇室とは〝無関係〟だという意思表示なのでしょう」と指摘する。

記者からは小室夫妻の皇室行事への参加についても質問が飛んだが、秋篠宮さまは「私がどうこう言うことではないですね。これはあくまでも天皇陛下のお考えということになりますので」と避けた。

米国で暮らす2人に秋篠宮さまの言葉は届いているのだろうか。

© 株式会社東京スポーツ新聞社