元メジャーリーガーやMVP投手も… 今オフ戦力外通告を受けた“大物選手”は?

西武・吉川光夫(左)と楽天・牧田和久【写真:荒川祐史】

楽天の牧田や西武の吉川、ソフトバンクの川島らが通告受ける

NPBの第2次戦力外通告期間が29日に終了した。第1次期間も含めて12球団で100人を超える選手が通告を受けた。その中にはこれまで十分な実績を残してきた大物選手たちも複数含まれていた。

楽天の牧田和久投手は2018年にはパドレスで27試合に登板した元メジャーリーガー。日米通算372試合登板の実績を誇る。今季は1軍登板17試合にとどまったものの、イースタン・リーグでは29試合で防御率0.33と好成績を残していた。楽天では通算1407試合出場を誇るベテランの藤田一也内野手も戦力外になった。

オリックスの吉田一将投手は2013年のドラフト1位右腕。2016年には54試合、2018年にも58試合に登板するなど、中継ぎとしてチームを支えたが、今季は1軍登板なしに終わった。ロッテは2006年ドラフト1位の大嶺祐太投手、2012年ドラフト1位の松永昂大投手を戦力外に。大嶺は今季1軍で8試合登板、松永は1軍登板はなかった。

ソフトバンクでは川島慶三内野手が通告を受けた通算874試合に出場し、明るいキャラクターでチームのムードメーカーとしても貢献していた。西武は日本ハム時代の2012年にMVPに輝いた吉川光夫投手、2018年最多勝の多和田真三郎投手、2018年に2桁11勝をあげた榎田大樹投手が戦力外に。多和田は自律神経失調症からの復帰を目指して育成選手としてプレーしていた。

広島では2009年ドラフト1位の今村猛投手が通告を受けた。2016年に67試合、2017年には68試合に登板し、中継ぎ陣の一角として活躍。チームのセ・リーグ3連覇に貢献したが、近年は不振が続き、今季は1軍登板はなかった。非情通告を受けた実績ある選手たち。来季、プレーする新天地はあるだろうか。(Full-Count編集部)

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