【RIZIN】榊原CEOが大みそかの外国人選手入国に言及「入国できない場合も考えたい」

会見を行った榊原CEO(東スポWeb)

大みそかの格闘技イベント「RIZIN.33」(さいたまスーパーアリーナ)の会見が30日に都内で行われ、不透明になっている外国人の参戦とK―1のエース・武尊と〝キック界の神童〟那須川天心の〝頂上決戦〟について榊原信行CEO(58)が現時点での見解を示した。

新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大を巡る水際対策として岸田文雄首相が29日、全世界を対象に外国人の入国を30日午前0時から禁止すると発表。RIZINは大みそか大会に向けて外国人選手参戦を前提に動いていたが、榊原CEOは「国内での(感染の)数字も減っていましたし、多くの外国人選手が入国できるようにスポーツ省さんの指示の元で進めてきました。それについて今日現在、『ダメだよ』と言われたわけではないです。これからもここまでやってきた手順を進めていきたい」と現状を説明した。

しかし先行きについては「でも『ダメだよ』と言われること、入国できない場合も考えたい。その可能性が高いと思っています」と厳しい考えを示し、自身も2日から予定していた米国への出張を中止したと明かした。それでも「ただ、その場合も穴を余りあるカードを編成していきたい。当初考えていたとして半分戦えるカード編成をしていきます」と力をこめた。

なお、注目されるキック界の頂上決戦「武尊VS那須川天心」については「引き続きノーコメントでお願いします。それ以上でもそれ以下でもないので…」と話すにとどめた。

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