勝地涼が「誰も知らない明石家さんま」恒例ドラマでさんま役。祖父役は古田新太

日本テレビ系で12月12日放送の「誰も知らない明石家さんま 第7弾」(午後7:00)の特別ドラマ企画「おじいの笑顔」で、勝地涼が明石家さんま、古田新太がさんまの祖父・音一を演じることが分かった。

同番組は、さんまのいまだに知られざる一面に迫る特別番組の第7弾。番組恒例のさんまの半生を事実に基づいて描く特別ドラマでは、今回“泣き虫”だった幼少期のさんまに、“お笑いDNA”を注入した祖父とのエピソードを初解禁。さんまの本人証言インタビューを基に、完全ドラマ化する。

母を幼くして亡くし、父の再婚相手とはなかなかうまくいかず、悲しくつらい時期を過ごした幼少期のさんま。そんな彼が“お笑い怪獣・明石家さんま”になったきっかけは、祖父=“おじい”の音一さんの存在。さんまは「自分のお笑いのDNAは間違いなくおじいのもの。僕に生き方を教えてくれたのはおじいだった」と回顧。幼いさんまに“笑い”と“生き方”を教えてくれた祖父は、一体どんな人物だったのか? さんま本人以外、誰も知らないエピソードをインタビューでひもといていく。脚本は今回も芥川賞作家でもある又吉直樹(ピース)が担当し、さんまの新たな一面が明らかになる。

勝地は「『ツライ時には笑え』。いつでも明るいさんまさんを作ったのがおじいさんだったとは、知らなかったです。10代の頃からすごくお世話になったさんまさん。そんなさんまさんの生き方に僕自身、支えられている部分もあるので、こうやってさんまさん役を演じられるのは、何かの運命なのかなと感じました。さらに、一番の師匠だと思っている古田さんとご一緒できたのも、とてもうれしかったです」と出演を喜ぶ。

そして、「朝イチから怒濤(どとう)のスケジュールだったので、感情移入も含め、難しいところもあるかなと思いましたが、古田さんと一緒だったので、自然にできました。関西弁ではなく、標準語のセリフなど、いろいろと悩みましたが、さんまさんに寄せるということはあまり意識しないように…毎年このさんまさんのドラマを見ていたので、それぞれのやり方でいいんだな、と思いフラットに演じました」と撮影を振り返った。

さんまの祖父役でのオファーに、古田は「どういうつもりなんだろうと…さんま師匠のおじいちゃんを、なんで俺?と思った(笑)。リアルタイムで(ラジオ)『ヤングタウン』(MBSラジオ)とかでエピソードを聞いていたから…」と戸惑ったことを告白。

また、さんま役を演じるのが勝地だと聞き、「また何か演出をつけなきゃいけないんだろうな~と思った」そうだが、「今回の勝地の演技は、まあまあよかったんじゃないかな…。のみ込みが早くなったなぁと。これの何が面白いのかというのを、理解するのが早くなったね」と成長を実感した様子。その上で「その場の空気を読んで、その現場の空気に乗っかっていれば楽しい気持ちになれる。その楽しい気持ちになっている人を見ると、人は楽しくなれるからそれは大切だよ、ということは常に話していますね」とアドバイスしたことを明かした。

そのほか、番組では、明石家さんま画商プロジェクト「明石家さんま画廊」第3弾や、さんまの一言にほれ込んだ俳優、スポーツ選手、芸人が仰天おもしろエピソードを紹介する「さんまプロフェッショナル」などの企画を展開。スタジオには、北海道日本ハムファイターズの監督となった“ビッグボス”新庄剛志のほか、安田顕、小池栄子、東野幸治、後藤輝基(フットボールアワー)、滝沢カレン、フワちゃん、藤田ニコルがゲスト出演する。

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