【ニューヨーク州エルモント29日(日本時間30日)発】WWE・ロウ大会でロウ女子王者ベッキー・リンチ(34)が、次期挑戦者のリブ・モーガン(27)との前哨戦で屈辱の醜態をさらした。
王座戦を1週間前に控えたこの日の調印式でベッキーは「初めての調印式みたいね」リブを挑発。挑戦者からは「黙れ! シャーロット戦の後に泣いていたくせに」と応戦され舌戦を展開した。
怒りを抑えられないベッキーが前哨戦を要求するとリブもこれを受諾し、10人タッグ戦での対戦が決定した。チームベックス(ベッキー&クイーン・ゼリーナ&カーメラ&タミーナ&ドゥードロップ)とチームリブ(リブ&ビアンカ・ブレア&リア・リプリー&ニッキー・A.S.H.&デイナ・ブルック)の戦いは一進一退の攻防が続く。最後はタミーナがリブのオブリビオン(変型フラットライナー)を浴びてチームベックスは敗戦となった。
なおも暴走するベッキーは試合後の乱闘でマンハンドルスラム(変型ロックボトム)で襲撃したが、逆にリブにオブリビオンで返り討ちにされてしまった。結局最後までリブに主導権を奪われ、王座戦に暗雲が垂れ込めている。