国際サッカー連盟(FIFA)が、オフサイド判定においてAI(人工知能)を駆使する新テクノロジーの導入を発表した。
今回適用されるのは〝半自動オフサイド判定システム〟と呼ばれ、各選手の手と足にセンサーが取り付けられて毎秒50回、最大29個のデータポイントから情報を収集。リアルタイムで選手がオフサイドにあたるかどうかを判定することになる。スタジアムには10~12個のカメラが新たに設置され、AIを駆使したシステムとなった。
こうした最先端のテクノロジーからの情報をもとに、最終的にはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)に警告が送られて判断する。
このAIオフサイド判定システムは、30日にカタールで開幕するアラブカップから試験運用されることが決定。来年のカタールW杯のテスト大会に位置づけられており、問題がなければW杯本大会でも採用される見通しだ。
サッカー界で〝AI審判〟の時代がいよいよ到来して注目が集まる。