辻元清美氏が落選後TV初出演 党代表選見守り「仲間が投票してる。つらい…聞かんといて」

辻元清美氏(東スポWeb)

元衆院議員の辻元清美氏(61)が30日、ABCテレビ「キャスト」(月曜~金曜午後3時45分)に生出演。この日、投開票された立憲民主党代表選について言及した。

同党は先の衆院選で公示前の勢力を下回り、枝野幸男代表(57)が責任を取って辞任した。代表選には逢坂誠二元首相補佐官(62)、小川淳也元総務政務官(50)、泉健太政調会長(47)、西村智奈美元厚労副大臣(54)の4人が立候補。泉氏と逢坂氏との決選投票となり、泉氏が新代表に選ばれた。

衆院選で議席を失い、同党大阪府連代表も辞任した辻元氏は、衆院選後初となる民放テレビ出演に「ちょっと緊張してます。テレビに出まくってたのに、落選という事実は冷酷ですよね」と苦笑い。続けて「今日からスタートしますので、よろしくお願いします」とあいさつした。

代表選では西村氏に投票したことを明かし、「女性で唯一立候補されて、どれくらい票を取られるか。すごい少なかったから嫌じゃない?」と説明した。

新代表に選ばれた泉氏は衆院京都3区選出。都道府県が異なるとはいえ、辻元氏の地盤の大阪10区とは隣とあって「泉さんは非常に明るい。ちょっと楽天過ぎるところもあるけど、その明るさを発揮してほしい。選挙区も隣どうしで親しい議員。議員じゃない立場でサポートしたい」と支援を約束した。

一方で、MCを務める同局の上田剛彦アナウンサーから「もしも国会議員だったら、(代表選に)立候補していたか」と聞かれると、「落選してますから、私。聞かんといてそんなつらい話。モニターで見てて、仲間が投票してる。つらかった。聞かんといて」とさびしそう。

今後の党運営を巡っても「地域の人たちの声を吸い上げて、国会で形にしていくという形を泉さんはやられると思う」と期待したが「でも、私は議席もないから、こんな偉そうなこと言うててええんやろか。皆に嫌われたらどうしよ。評論家みたいについ言うてしまうんです」と自虐する場面もあった。

また、来年の参院選への出馬については「今は真っ白ですね。まだ1カ月しか経ってないし、ちょっとそれどころじゃない。二十数年やってきて、自分の人生も立ち止まって考えたい。個人の生活なしぐらいやらないと、日本の選挙制度では通らない。ですから、今は聞かんといて。余裕ないんです。日によって揺れる。でも、有権者の判断は正しいと思っていて、『アンタ、ここで1回修行しないとダメですよ』と審判をいただいた。この時間を内省しなきゃいけない。何か決まったらこの番組でお知らせします。まだ先ですわ」と笑った。

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