商工中金が地域金融機関と協調し、株式会社ナカショク(新潟県新発田市)に総額19億5,000万円のシンジケートローンを組成

商工中金(株式会社商工組合中央金庫)は30日、株式会社ナカショク(新潟県新発田市)に対し、総額19億5,000万円のシンジケートローンを組成したと発表した。契約締結日は9月15日。

シンジケートローンは、商工中金(10億円)がアレンジャーを務め、みずほ銀行(5億円)、きらやか銀行(3億円)、新潟懸信用組合(1億円)、秋田銀行(5,000万円)が参加し実現した。

ナカショクは鶏卵・養豚事業を主体とした畜産業者で、新潟県内を中心に東北地方にも複数の農場を保有。クリーンな農場づくりを徹底し、健康な鶏や豚を育成することで安全・安全な卵や豚を販売しているという。

同社は、シンジケートローンにより調達した資金を活用し、長短借入金のバランスを是正することにより、営業キャッシュフローと財務キャッシュフローのミスマッチを解消、将来の設備投資に備える。

なお、「経営者保証に関するガイドライン」にのっとり無保証とし、次世代への円滑な事業承継を後押しするという。

シンジケートローンは、アレンジャーが複数の金融機関を取りまとめてシンジケート団を組成し、1つの契約書に基づいて貸し出しを行う融資の形態。

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