手作りエコバッグ 地域へ 生目台中生が100個寄付

ボランティアの力を借り地域住民に配るエコバッグを作る生目台中の生徒たち

 宮崎市・生目台中(橋口康明校長、189人)で11月26日、全校生徒が地域ボランティアの助けを借りエコバッグ作りに取り組んだ。生徒会が本年度のテーマとして取り組む地域貢献活動の一環で、地域に配ってもらうため近隣のスーパーに寄付する予定。
 生徒が持ち寄ったアイデアから、地元住民に役立ててもらうことを前提に、リサイクルを兼ねエコバッグ作りをすることを決めた。製作には生目台地区青少年育成協議会の矢方幸会長の協力を得て、裁縫が得意な住民12人も参加した。
 生徒は古着などを裁断して持参し、クラスごとに指導を受けながら、針と糸で縫い合わせた。慣れない手つきながら、懸命に作業に当たった。
 約100個を作ることにしており、近日中に完成させる予定。近隣スーパーに掛け合って寄付し、住民に配布してもらう。
 矢方会長は「地域への思いが形になり素晴らしい」とたたえた。生徒会長の2年、仙田彩夏さん(14)は「地域のために生徒が一つになって頑張れた。今後もいろんな貢献を考えたい」と話していた。

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