新日本プロレス30日後楽園大会「ワールドタッグリーグ」公式戦で、内藤哲也(39)、SANADA(33)組がグレート―O―カーン、アーロン・ヘナーレ(29)組にリーグ戦初黒星を喫した。
開幕から無傷の5連勝で単独首位を快走していた内藤組が、ユナイテッドエンパイアにストップを許した。一進一退の攻防から敵軍の合体技関節技・大空スバル式羊殺しフブキに捕らえられたSANADAは、大空スバル式羊殺しマリン(合体式エルボードロップ)を浴びて窮地に陥った。
救出に訪れた内藤も、合体式のパワーボムでリング外へ排除されてしまう。粘るSANADAは王統流二段蹴りをヘナーレに誤爆させてオーカーンにオコーナーブリッジを仕掛けるも、逆にアイアンクローで捕らえられる。そのまま一気にエリミネーター(アイアンクロースラム)でマットに叩きつけられ、3カウントを奪われた。
さらに試合後のリング上でもユナイテッドエンパイアの蛮行は止まらない。ダメ押しの合体ネックブリーカー「インペリアル・ドロップ」をで完全にKOされたSANADAは、放送席にいた鷹木信悟の肩を借りて退場。ダメージの大きい内藤もノーコメントで控室へと消えた。
全勝優勝の公約を掲げてきた内藤組だが、その野望は6戦目にして費えた。次戦(12月2日、春日部)は同じく1敗で並ぶIWGPタッグ王者のタイチ、ザック・セイバーJr.組との首位対決となる。