中国製造業PMI、11月は50を回復

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中国製造業PMI、11月は50を回復

中国の太陽光発電メーカー陽光電源の生産工場。(11月18日撮影、合肥=新華社記者/黄博涵)

 【新華社北京11月30日】中国国家統計局サービス業調査センターと中国物流購買連合会(CFLP)は30日、11月の製造業購買担当者景気指数(PMI)を発表した。同センターの趙慶河(ちょう・けいか)高級統計師は、11月の製造業PMIが50.1と前月比0.9ポイント上昇し、好不況の節目となる50を回復したことについて、製造業の生産・経営活動がやや加速し、景気が改善したことを意味すると説明した。

 調査対象21業種のうち、指数が50を上回ったのは12業種と前月から3業種増えた。趙氏は今月の特徴として次の5点を挙げた。

 ①需給がともに回復。生産指数は52.0と前月から3.6ポイント上昇し、景気拡大区間に戻った。電力供給能力が向上したことで、製造業の生産能力放出が加速した。新規受注指数は0.6ポイント上昇の49.4で、製造業の需要が改善したことを示した。

 ②価格指数が大幅に低下。主要原材料購入価格指数は52.9、出荷価格指数は48.9で前月をそれぞれ19.2ポイント、12.2ポイント下回った。中でも出荷価格指数が50を下回ったことは、供給確保、価格安定化などの政策強化により、価格高騰が食い止められたことを意味する。

 ③輸出入指数が引き続き回復。貿易景況感は世界経済の持続的な回復と海外のクリスマス商戦に向けた需要を受け前月から改善し、新規輸出受注指数は48.5、輸入指数は48.1とそれぞれ前月から1.9ポイント、0.6ポイント上昇した。

 ④中規模・小規模企業の景況感が改善。大企業PMIは50.2と前月から横ばいで、50以上を維持した。中規模企業PMIは51.2と2カ月連続の景気縮小から回復。生産指数と新規受注指数がいずれも50以上となり、中規模企業の生産需要回復を反映した。小規模企業PMIは1.0ポイント上昇の48.5とやや改善した。

 ⑤重点業種が異なる程度で回復。ハイテク製造業PMIは1.2ポイント上昇の53.2、設備製造業は0.5ポイント上昇の51.7、消費財業は1.7ポイント上昇の51.4となり、産業規模の拡張がやや加速した。エネルギー多消費産業のPMIは47.4と0.2ポイント上昇したが、景気縮小区間にとどまった。